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左心疾患による肺高血圧症の診断・治療―最近の動向―
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JPY
Abstract
左心疾患による肺高血圧症(PH‒LHD)は,肺高血圧症(PH)の原因疾患として最も頻度が高いものである.PH‒LHD には肺血管抵抗が高値(≧ 3 Wood 単位)および/もしくは「肺動脈拡張期圧-肺動脈楔入圧」によって定義されるdiastolic pressure gradient(DPG)が上昇(≧ 7 mmHg)しているものと,そうでないものがある.前者は前・後毛細血管性PH が合併した状態と考えられている.PH‒LHD の治療は背景にある左心疾患の治療が中心となるが,DPG が高値の場合には,前毛細血管性PH の病態も関与していると考えられ,一部では肺血管拡張薬の有効性にも期待が持たれている.PH‒LHD に対する安易な肺血管拡張薬の投与は決して推奨されないが,急性肺血管反応試験などにより安全性・有効性を確認したうえでの投与は検討に値するものと考えられる.
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