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JPY
Abstract
ネフローゼ症候群は,腎臓病の中でも浮腫をはじめとするさまざまな症状を呈する特に重篤な疾患群である.一次性膜性腎症は指定難病の1つであり,患者の予後改善と透析回避のために,確実な診断と適切な治療が求められている.近年,この分野で大きな進展があった.1つは膜性腎症の原因抗原としてPLA2R とTHSD7A が明らかになったこと,もう1つはB 細胞に対する抗体製剤であるリツキシマブを用いることにより膜性腎症や微小変化型ネフローゼ症候群の治療法に大きな変革がもたらされたことである.こうした発見により,世界的には膜性腎症や微小変化型ネフローゼ症候群に関する臨床的課題の多くが解決したと考えられている.しかし,本邦におけるこれらの疾患の診療実態は世界とは異なっており,未解決の課題が多く残されている.
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