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腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関する ガイドライン2018
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JPY
Abstract
腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドラインが改訂された.新しい ガイドラインでは,造影剤腎症(CIN)の診断基準として,従来の「72時間以内に血 清クレアチニン値が前値より0.5mg/dL以上または25%増加」を踏襲しているが, KDIGOの診断基準に基づいた診断も併記している.慢性腎臓病患者では,GFRが低 下するにしたがってCINの発症リスクが増加するが,造影剤の経静脈投与の場合に, CIN発症に関する十分な説明と適切な予防策を講じるのは,eGFR 30mL/分/1.73m2 未満の患者としたのが大きな変更点である.なお,造影剤を減量して造影CTを実施 する場合,造影効果の改善と画質劣化を防ぐ目的で低管電圧撮影と逐次近似画像再構 成の併用が推奨されている.一方,経動脈的造影検査については,eGFR 60mL/ 分/1.73m2 未満の患者でCINのリスクが高まるとしているが,CINを発症した患者 のほとんどが糖尿病などの高リスク患者であることに注意が必要である.
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/content/article/0370-8241/73120/1588