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好中球減少時の発熱に対するCefozopranの有効性に関する検討
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JPY
Abstract
急性白血病の寛解導入療法や地固め療法施行中の好中球減少時の発熱症例に対しcefozopran(CZOP)単独による初期治療を行い有効性と安全性を検討した。対象は2000年7月から2002年11月までに急性白血病の寛解導入療法や地固め療法施行のために入院し好中球減少時の発熱が予想された25症例であった。有効性と安全性の評価は37.5℃以上の発熱を伴い臨床的に細菌感染症が疑われた20例にて検討した。CZOP は4g を1日2回に分割し点滴静脈注射した。基礎疾患は急性骨髄性白血病17例急性リンパ性白血病2例急性前骨髄性白血病1例であった。感染症として1例に敗血症19例に敗血症疑いを認めた。臨床効果は20例中著効11例(55.0%) 有効1例(5.0%) やや有効2例(10.0%) 無効6例(24.0%)で著効と有効を合わせた有効率は60.0%であった。投与前アルブミン(Alb)値による有効率はAlb<3.8g/dl で37.5%3.8g/dl〜5.3g/dl で80.0%であった。投与前後の好中球数別臨床効果は投与前100/μl 未満であった症例における有効率は50.0%であった。また投与後100/μl 未満であった症例における有効率は53.8%であった。さらに投与前後とも好中球が100/μl 未満の著明な顆粒球減少例においては37.5%の有効率であった。副作用は発疹1例のみであり処置にて速やかに改善した。好中球減少時の発熱症例に対するempiric therapyとしてCZOP は有効性安全性から第一選択薬剤として考慮されるものと考えられた。
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/content/article/0385-0684/31010/61