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JPY
Abstract
ホルモン感受性乳癌に対してtamoxifenは20年以上にわたり標準的な内分泌療法剤であった。しかし近年閉経後乳癌患者に対するaromatase inhibitor(AI)の臨床導入が活発となり内分泌療法の選択肢は多岐にわたるようになった。第三世代のAI は進行再発乳癌におけるfirst-line therapyとしてあるいは術後補助療法としての有用性が明らかとなってきている。一方でnon-steroidal AI による骨塩量の低下が報告されるなど長期にわたる強力なエストロゲンの抑制が骨代謝や脂質代謝に与える影響は解明されておらずAI をfirst choiceとするかは議論の多い重要な課題である。術後補助化学療法として使用されるアンスラサイクリンを含む多剤併用療法とtamoxifenは同時併用すべきではないことが示されたがタキサン系薬剤との併用はどうか術前内分泌療法の意義は何かホルモン補充療法の乳癌に対するリスク増加はどう評価されているかなどの乳癌内分泌療法に関するcontroversyにつき概説する。
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/content/article/0385-0684/31020/181