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当院における手術不能膵癌に対するGemcitabine使用成績
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JPY
Abstract
当院における手術不能進行膵癌症例をretrospectiveに調べgemcitabine(GEM)の有用性と問題点について検討した。1996年2月より2003年5月の間に当院において手術不能と診断された進行膵癌症例80例のうちGEM を投与した症例(GEM 群)は16例GEM 以外の治療を行った症例(非GEM 群)は20例対症療法のみを行った症例は44例であった。GEM の投与方法は初回1,000mg/m2を30分かけて点滴静注週1回で3週投与1週間休薬を原則とした。GEM 群における副作用として骨髄抑制が81.3%に認められたが休薬投与量の減量を行い可能な限りGEM の投与を続けた。レジメンどおりに投与可能であった症例は6.25%にすぎなかった。症状緩和効果はGEM 群では25.0% 非GEM 群では6.25%とGEM 群で高く認められた。抗腫瘍効果においては有意な差は認められなかった。在宅日数中央値はGEM 群98.5日非GEM 群34.0日とGEM 群で長かった。生存期間中央値はGEM 群200日非GEM 群121日経過観察群82.5日でGEM群において有意に延長していた。GEM 群のなかではGEM の総投与量が多くなるほど生存期間が延長する傾向が認められた。これらよりGEM は副作用が出現した場合でも休薬減量を行うことで外来での継続投与は可能でありなるべく長期に投与を続けることで症状緩和効果生存在宅期間の延長が得られる可能性が示された。
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/content/article/0385-0684/31020/199