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Bisphosphonate療法によって骨転移の痛みが軽減した3症例
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JPY
Abstract
悪性腫瘍の骨転移は癌末期の患者に激しい疼痛高カルシウム血症病的骨折などを起こし患者のQOL を著しく障害する。bisphosphonateは悪性腫瘍の骨転移による高カルシウム血症の治療薬として使用されるが同時に鎮痛効果をもたらすという報告が増えている。今回われわれは骨転移による難治性疼痛患者にpamidronateを投与し鎮痛効果が得られた3症例を経験した。症例は甲状腺癌直腸癌肝細胞癌の骨転移による疼痛コントロール不良な症例であった。オピオイドや放射線治療を行ったが疼痛を軽減できないため鎮痛補助を目的としてpamidronateの点滴治療を開始したところ疼痛スコアの減少オピオイドの減量が可能となった。骨転移由来の痛みにbisphosphonate療法が効果的であるという報告は多いがまだ治療法としては確立していない。癌性疼痛の鎮痛法の一つとして今後のさらなる報告研究が期待される。
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