No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
消化管ホルモン産生腫瘍は膵臓や十二指腸および種々の神経内分泌細胞から発生する比較的まれな腫瘍である。これらの腫瘍は悪性である可能性もあり特にガストリノーマでは腫瘍が1〜2mm でさえもリンパ節転移が現われることがある。治療の原則は外科的切除であることからその鑑別診断と術前局在診断は特に重要である。これらの腫瘍のなかでもインスリノーマとガストリノーマは腫瘍が非常に小さいことが多いためその局在診断は種々の画像診断を行っても不可能であることがある。最近の研究ではインスリノーマの局在診断として選択的動脈内カルシウム注入法やガストリノーマの局在診断として選択的動脈内セクレチン注入法によりその術前診断率は大幅に向上していることが示されている。さらに欧米ではソマトスタチン受容体シンチグラフィによる局在診断も行われている。また術中超音波検査もこれらの術前診断に比べてさらに診断率の向上につながっている。最近家族性のみならず孤立性のインスリノーマやガストリノーマにおいてもMEN1 遺伝子変異との関連が示唆されておりMEN1 遺伝子解析も行われている。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31030/337