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Levofolinate・5-FU併用療法により長期の著効が得られているVirchowならびに腹部大動脈周囲リンパ節転移を有した進行大腸癌の1例
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JPY
Abstract
症例は48歳女性。主訴は左鎖骨上窩腫瘤。Virchowおよび腹部大動脈周囲リンパ節転移を伴う回盲部癌の診断で回盲部切除術を行った。術後化学療法は5-FU 500mg の持続点滴とl-LV 100mg の2時間点滴を5日連続2日休薬1クールとして2クール施行した。その後外来でl-LV 125mg と5-FU 500mg の点滴を約5か月間週1回の間隔で施行しさらに1年4か月間bi-weeklyで同様の点滴を行った。その結果化学療法開始約5か月後に大動脈周囲リンパ節は消失し11か月後にはVirchowリンパ節もまったく触知しなくなり術後3年経過した現在においても継続中である。また重篤な副作用も認めず良好なQOL が維持されている。本例は標準的l-LV 5-FU 投与量に対し中等度の投与量で長期の著効が得られ副作用も軽度に抑え長期の投薬が可能であったことから意義ある症例であると考えられた。またthymidylate synthase(TS)とdihydrouracil dehydrogenase(DPD)の免疫組織染色を行ったところどちらも癌巣への染色は陰性であったことから本症例は5-FU に感受性がある症例であることが推測された。
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