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がん細胞パネルによる化合物評価と その分子標的スクリーニングにおける役割
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JPY
Abstract
抗がん剤創薬においてメカニズムベースあるいはターゲットベースの化合物評価は重要である。数十種一組のがん細胞株(がん細胞パネル)について様々な抗がん剤に対する感受性を包括的に調べた結果をデータベース化しデータマイニングを導入することによって化合物の薬理評価を“メカニズムオリエンテッドに行う”新しい物差が得られる(Paull KD,et al:J Natl Cancer Inst 81;1088-1092, 1989)。われわれはこの原理に基づき39種一組のヒトがん細胞株による独自の化合物評価システム(JFCR-39細胞パネル)を樹立した。JFCR-39細胞パネルはウェットな系(=感受性試験)とドライな系(=データベース構築+統計的解析)が一体化したシステムで「化合物の作用メカニズムを予測できる」という特徴をもつので抗がん剤探索においてたいへん有用である。現在JFCR-39細胞パネルはスクリーニング委員会で実施される分子標的スクリーニングのコアとなる評価系として重要な役割を担っている。本稿ではこのJFCR-39細胞パネルについて解説する。
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