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JPY
Abstract
チューブリンの重合/脱重合を阻害する化合物は固形がんに対しても高い治療効果を示す点で今後のがん化学療法において中心的な役割を果たす可能性が高い。われわれは最近神経細胞における神経突起の伸長が主にチューブリンの重合による微小管形成に依存していることに注目し神経成長因子(NGF)によって神経様細胞への分化が誘導されるPC 12細胞などを組み合わせてチューブリンの重合/脱重合に影響を与える化合物を簡便かつ高感度に探索する方法を開発した。本検定法の最大の特徴はNGF 刺激に応答して伸長したPC 12細胞の神経突起においては「安定化微小管」構造が形成されていることを利用しそれへの影響を調べることで臨床における各検体の末梢神経毒性の強弱をあらかじめ予測しようとする点である。本検定法を活用することで末梢神経毒性の少ない新規チューブリン阻害剤が開発されることを期待したい。
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/content/article/0385-0684/31040/501