No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
卵巣癌に対するTJ療法—PaclitaxelのMonthly投与とWeekly投与での副作用の比較—
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
paclitaxel(PTX)とcarboplatin(CBDCA)の併用療法(TJ 療法)をfirst-line chemotherapyとして施行した卵巣癌15例においてcisplatinによる前治療のないTJ 療法94コースを対象としNational Cancer Institute-CommonToxicity Criteria(NCI-CTC)に基づいた副作用を診療録よりレトロスペクティブに調査した。対象15例94コースをPTX(175mg/m2 3hrs)とCBDCA(目標AUC 6)のday1投与を3〜4週ごとに施行したMTJ療法(M 群)とPTX(80mg/m2 1hr)のday1 8 15投与とCBDCA(目標AUC 5)のday1投与を4週ごとに施行したW-TJ 療法(W 群)の2群に分け副作用gradeを比較検討した。M 群は7例45コースW 群は10例49コースあり1コース当たりの平均PTX 投与量はM 群175mg/m2 W 群203mg/m2であった。grade3以上の血液毒性の頻度(M 群W 群)は血色素低下(24.4 22.4%) 白血球減少(55.6 40.8%)好中球減少(84.4 61.2%) 血小板減少(17.8 8.2%)であった。grade3以上の非血液毒性はW 群には認められずM群のみに食欲不振(2.2%) 悪心(2.2%) 下痢(2.2%) 不整脈(2.2%)が認められた。副作用のgradeを両群で比較すると血液毒性では好中球減少の程度が非血液毒性では関節痛筋肉痛神経障害の程度がW 群において有意に低かった。W-TJ 療法は副作用の軽減の面からは従来のM-TJ 療法よりも優れた投与法であると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31040/555