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TS-1/CDDP療法が著効した遠隔転移食道癌の1例
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JPY
Abstract
症例:51歳男性。転移性食道癌の治療目的で入院した。胃噴門部まで浸潤する長さ20cm の食道癌であり頸部縦隔および胃大動脈周囲のリンパ節に転移がみられた。CEA は27,060ng/ml と高値を示した。遠隔転移を伴う進行食道癌のためTS-1とCDDP を併用する化学療法を行った。1コースを28日としてTS-1(120mg/日)は14日間投与14日間休薬としCDDP は8日目に120mg を24時間で点滴静注した。2コース終了後食道の病変は著明に縮小した。自覚症状がなくなり食事も全量摂取可能となったため退院した。3コース目からはCDDP 投与時のみ4日間ほど入院した。5コース終了後の上部消化管内視鏡検査では食道の病変は瘢痕化し生検組織検査では癌組織は得られなかった。CEA は710ng/ml と約75%減少し胸腹部CT 検査ではリンパ節転移もほぼ消失した。治療に伴う重篤な合併症はなかった。治療開始13か月後自覚症状なく元気に外来通院されている。
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/content/article/0385-0684/31050/755