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JPY
Abstract
日本のがん死亡について全死因死亡との比較部位別年齢階級別の比較を中心に概説した。日本の全がん死亡は他死因による死亡の改善に伴い特に幼年と中壮年層でその割合が増加している。死亡数では高齢化の影響を受け増加傾向にあるが年齢調整率では男女とも男性では増加傾向から近年頭打ち女性では減少傾向から近年減少傾向が軽減しつつある。日本のがん死亡は人口の高齢化社会状況の変化の影響ががん死亡の推移にも反映され特に部位別にみると特徴的な様相を呈していることがうかがえた。肺や肝臓では前後の出生コホートより死亡率の低いあるいは高い出生コホートの存在が示唆されている。こうした出生コホート効果は喫煙や肝炎ウイルスなど強い関連要因の動向の影響が表れている。日本におけるがん死亡の将来の動向を予測するにはそうした影響について考慮することが重要であると考えられる。
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