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Paclitaxel・Carboplatin(TJ)化学療法が奏効した子宮体癌の肺転移症例
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JPY
Abstract
背景:進行子宮体癌患者の予後は不良である。さらに進行子宮体癌に対する確立した治療法も存在していないのが現状である。症例:症例は32歳0回経妊0回経産不正性器出血あり2001年8月10日当科初診した。子宮内膜細胞診子宮内膜組織検査にて類内膜癌であった。また胸部X 線にてcoin lesionがあり胸部CT にて転移性肺腫瘍と診断された。MRIにて子宮内腔にtumorを認めjunctional zoneの消失があり子宮筋層および頸部への浸潤が疑われた。9月12日子宮体癌㈿b期の診断にて広汎性子宮全摘出術両側付属器切除術骨盤リンパ節郭清術を行った。術後組織診断にてendometrioidadenocarcinoma, grade 1で子宮頸部浸潤があり筋層浸潤は1/2以内であった。骨盤リンパ節転移はなかった。術後のpostsurgical staging はpT4N0M1であった。術後の追加治療は肺転移もありpaclitaxel carboplatin化学療法を選択した。10月2日よりpaclitaxel300mg/bodyとcarboplatin(AUC 5)600mg/bodyを3クール施行した。胸部X 線と胸部CT所見より肺転移巣が消失した。その後2002年11月11日に再び胸部CT 所見より肺転移巣が出現しpaclitaxel 300mg/bodyとcarboplatin(AUC 5)600mg/bodyを6クール施行した。2003年8月1日現在胸部CT 所見にて痕跡を認めるのみで経過観察中である。結論:本症例の臨床経過からTJ 併用療法は進行子宮体癌に対しての寛解導入療法や術後補助療法として有用である可能性が示唆された。
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