No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
頭頸部癌の治療において最も重要な因子の一つは頸部リンパ節転移の制御である。そのなかで特に口腔癌での臨床的頸部転移陰性症例(N0症例)に対する治療戦略はいまだに議論の多い問題である。近年センチネルリンパ節生検の精度や有用性に関して多くの報告がある。そのなかで口腔癌領域でのその診断法の妥当性が明らかにされつつある。われわれの施設で行っているセンチネルリンパ節生検の方法とともにその診断精度の結果を報告した。その成績は舌癌T2 T3N0:10例では同定率100% 敏感度100%(4/4) 偽陰性率0%(0/6) 正診率100%(10/10)であり頸部郭清症例の的確な選択の可能性が示唆された。センチネルリンパ節の同定が特に口腔癌や中咽頭癌のN0症例のうちT1 T2症例では適していることを示すいくつかの報告を文献的に検討を加え現在の頭頸部癌に対するセンチネルリンパ節生検研究の現況を示した。今後センチネルリンパ節生検が頭頸部癌において標準的な診断法となり得るかを決定するには多施設による検討が必要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31060/971