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JPY
Abstract
ここでは婦人科腫瘍のなかで最も種々のマーカーが活躍する卵巣癌に絞り概説することとした。第一に卵巣腫瘍のなかで癌の存在の有無やその進行程度の診断に盛んに用いられる血清腫瘍マーカーはモノクローナル抗体の糖鎖の認識部位によって異なる。CA 125 CA 130 CA 602はコア蛋白関連抗原にCA 19-9 CA 50 KMO-1やCA 72-4 STN CA 546はそれぞれ異なる糖鎖関連抗原に抗原決定基が存在しこれら異なるグループのマーカーを組み合わせ種々の組織型を有する卵巣癌の多様性に応じた診断効果を上げようとしている。次に卵巣癌早期発見マーカーとしては患者血清中のproteomicpattern解析single nucleotide polymorphism(SNP)の解析が試みられている。最後に卵巣癌次世代治療として期待されるcytostatic drug 治療のモニターとしてのバイオマーカーとなろうがこれは使用する薬剤の作用機序により異なる。bryostatinによるcisplatin増感治療では細胞内protein kinase C(PKC)活性が有用マーカーとなろう。VEGF 抑制モノクローナル抗体bevacizumab治療ではVEGF はもちろんbFGF の他血管内皮マーカーのCD-31 抗angiogenic proteinであるthrombospondin-1(TSP-1)などの測定が有力候補としてあげられている。
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/content/article/0385-0684/31070/1003