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TS-1/CDDP併用放射線療法にて完治した頸部・胸部上部進行食道癌の1例
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JPY
Abstract
症例:52歳男性。嚥下困難の精査治療目的のため入院した。上部消化管内視鏡検査にて頸部から胸部上部食道にかけて全周性の狭窄性病変がみられ生検組織検査により平上皮癌の診断が得られた。転移はみられなかったが心筋梗塞の既往があることから外科的治療を拒否されTS-1とCDDP に放射線を併用する化学放射線療法を希望された。1コースを21日として放射線治療は化学療法開始時から2Gy/日週5回計30Gy照射した。TS-1は1回60mg を1日2回14日間連日投与その後7日間は休薬としCDDP はTS-1開始8日目に120mg(70mg/m2)を24時間で点滴静注した。2コース終了後食道病変は著明に縮小し狭窄は改善した。その後4コースのTS-1とCDDP の併用化学療法が行われ腫瘍は完全に消失した。全経過においてgrade3以上の血液毒性またgrade2以上の非血液毒性はみられなかった。治療開始から2年以上再発はなく完治が期待される。
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/content/article/0385-0684/31070/1075