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Gemcitabineを用いた膵癌術後補助療法—安全性と治療成績—
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JPY
Abstract
目的:gemcitabineは切除不能膵癌に対する症状緩和効果や予後の改善などの点から高く評価されているが術後補助療法における役割は明らかにされていない。本研究ではその安全性および有用性について検討を加えた。症例と方法:治癒切除を目的に膵切除が施行された通常型膵癌16例を対象とした。施行手術は膵頭十二指腸切除10例膵体尾部切除6例であった。gemcitabineは1,000mg/m2を隔週で投与した。2回を1クールとし6クール以上を目標回数とした。結果:対象の88%はstageⅣ(Ⅳa 7例Ⅳb 7例)であり2群以上のリンパ節転移を56%および門脈浸潤を38%に認めた。grade3以上の副作用は症候的に1例血液学的に2例の計3例(19%)であった。stageⅣの50%生存期間はそれぞれ20.4か月でありstageⅢの2例は生存中である。1年以内死亡例は腹腔内洗浄細胞診陽性例とPTCD 瘻孔再発例の2例であった。また16番リンパ節転移陽性4例中2例が2年以上生存中である。結語:gemcitabineを用いた術後補助化学療法は安全であり抗腫瘍効果も期待される。今後randomized control trialなどにて検討する必要があると思われた。
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/content/article/0385-0684/31080/1201