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TS-1が奏効した胃癌術後大動脈周囲リンパ節転移の1例
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JPY
Abstract
症例は58歳の男性でpStageⅢB の進行胃癌に対しD 2郭清を伴う幽門側胃切除術を施行した。術後7か月目の腹部CT にて大動脈周囲に多数のリンパ節転移が認められ放射線照射も効果なくTS-1の投与を開始した(100mg/day 4週投与2週休薬を1クール)。1クール終了後から大動脈周囲リンパ節の著明な縮小を認め5クール終了後にはCR となり15クール終了した現在なおCR を維持している。しかし血清CEA 値はTS-1投与前には337ng/ml あり3クール終了後には2.7ng/ml にまで低下したがその後再び上昇しはじめ30〜50ng/ml 台を推移している。血清CEA 値の再上昇は再発巣の存在を疑わせるがCT 以外の画像診断あるいは上下部消化管内視鏡検査でも再発の徴候を認めていない。有害事象としてはgrade 2の白血球減少と貧血を認めたのみで良好なQOL を保ちながら外来通院による治療を継続中である。
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/content/article/0385-0684/31080/1229