No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
全身化学療法により著明な縮小効果を認め肝切除し得た大腸癌肝転移の1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は54歳男性。1991年他医にてS 状結腸癌に対しS 状結腸切除術施行。その後肝転移を認め1992年に肝部分切除術(術後肝動注施行もチューブ閉塞にて中止) 1994年にマイクロ波凝固療法を施行。その後再発を認めていなかった。2002年6月多発性肝肺転移を認め全身化学療法として5-FU 併用CDDP 少量反復投与療法施行。肝転移巣の著明な腫瘍縮小効果を認めCEA 値もほぼ正常化した。肝左葉の転移巣や肺転移巣はコントロール良好であったが2003年4月ごろより肝右葉に限局した新病変を認めそれに伴いCEA 値の再上昇を認めた。CPT-11 5-FU CDDP 3剤併用療法施行するもCEA 値は上昇し続けた。固有肝動脈閉塞による肝右葉の薬剤分布の低下が原因と考えられた。同年6月17日肝右葉切除ならびにラジオ波凝固療法施行。術後CEA 値は低下しその後再上昇するも肝切除以前に無効であったCPT-11 5-FU CDDP3剤併用療法施行し再び低下した。初回肝転移出現後約11年間生存中である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31080/1249