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UFTが奏効しラジオ波焼灼術を施行し得た巨大肝細胞癌の1例
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JPY
Abstract
症例は71歳男性。腹痛を主訴に近医を受診した。HCV 陽性CT US により肝右葉全体を占める巨大肝癌を認めた。遠隔転移を認めなかったが肝左葉にも小結節を認め外科的切除焼灼術TAE などの治療が不可能と判断された。UFT300mg/dayを投与されたところAFP PIVKA-㈼の著減と腫瘍の著明な縮小を認めた。1年経過後CT 上S 8に4cm 大S 7に5cm 大の2個を認めるのみであった。AFP PIVKA-㈼の再上昇傾向を認めたため当院へ紹介された。術前ICG K=0.085/min ICG R15=25.9%であった。開腹下ラジオ波焼灼術を施行した。焼灼前に針生検を行ったところS 8の腫瘍は中分化型肝細胞癌であったがS 7の腫瘍は壊死に陥っていた。UFT が有効であった肝細胞癌症例の本邦報告は検索し得た範囲内で19例であった。種々の治療法が困難な場合UFT の内服を試みるべき治療法の一つと思われた。
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/content/article/0385-0684/31090/1411