No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Weekly Paclitaxel療法がQOLの改善に有効であった5-Fluorouracil耐性術後再発胃癌の1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
今回大動脈周囲リンパ節転移を伴うstageⅣ切除不能進行胃癌で術前化学療法が著効し根治度B 手術が可能であった症例で術後の再発に対してweekly paclitaxel(TXL)療法がQOL の改善に非常に有効であった症例を経験したので報告する。症例は65歳男性。術前化学療法(PMFE 療法)でCEA は68.1から0.8ng/ml にCA19-9は15,000から190U/mlに低下し大動脈周囲リンパ節は消失原発巣も腫瘍縮小率70%でpartial response(PR)と判定し胃亜全摘術(D 3)を行った。術後TS-1を内服していたが後腹膜およびリンパ節再発し経口摂取も不能となった。5-FU 耐性と考えweeklyTXL 療法に変更したところ1クール目の途中から食欲と体重の増加がみられCEA は28.2から4.9ng/ml にCA19-9は15,000から2,000U/ml に低下し腹部CT 上も腫瘍は縮小した。初診から1年8か月後に原病死したがTXL 療法開始から10か月の間経口摂取も良好でQOL も良好に保つことが可能であった。全経過を通じて副作用はgrade1の脱毛と白血球減少がみられたのみであった。TXL 療法は5-FU 耐性胃癌にも効果がみられ全身状態が不良な場合でも効果発現が早く副作用も軽微で早期にQOL の改善が期待できる可能性が示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31090/1419