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JPY
Abstract
原発性肺癌は近年比較的早期に治療が行える症例が増加してきた。これらに対する外科治療は近年の内視鏡手術の発達に合わせ胸腔鏡を用いた診断や治療が盛んに行われるようになってきた。この項では肺癌に対する胸腔鏡の役割について最近の研究報告や教室の手術成績を併せて述べた。診断的役割は末梢小型の診断困難な病変への針細胞診や部分切除で確定診断が容易に得られる。また不明胸水や癌の病期を明らかにし診断はもとより治療に役立てることができる。治療においては縮小手術可能な病変に対しては区域切除や部分切除などの試みが行われている状況である。現在のところ臨床病期㈵期肺癌に対する胸腔鏡の肺葉切除の長期手術成績はこれまでの開胸下の肺葉切除と同等の結果が多く報告されている。このことより肺癌㈵期での胸腔鏡手術は成績手技ともにほぼ確立されたと考えられる。今後は㈼期を含めた適応の拡大へ胸腔鏡手術が検討されると思われる。
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