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上皮性卵巣癌に対するPaclitaxel併用化学療法の末梢神経障害に対しての芍薬甘草湯の効果
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JPY
Abstract
芍薬甘草湯は元来こむらがえり(筋肉痛)に対して用いられてきたがこれまでにpaclitaxel併用化学療法に伴う末梢神経障害(関節痛しびれ)にも有用であるとの報告があり現在上皮性卵巣癌での標準化学療法であるpaclitaxel+carboplatin併用化学療法(以下TJ 療法)の関節痛筋肉痛に対して非ステロイド系鎮痛薬(以下NSAIDs) ビタミン剤(VB12)などとともに芍薬甘草湯が用いられている。そこで今回われわれはTJ 療法を施行し関節痛筋肉痛が出現した21例(うち初回化学療法施行例16例)を対象とし芍薬甘草湯7.5g/日を計8日間経口投与し後方視的にその有用性を検討した。成績は21例中9例(43%)に疼痛緩和効果を認め特に初回化学療法施行例では芍薬甘草湯服用により有意に疼痛スコアの低下を認めた。以上のことから上皮性卵巣癌におけるpaclitaxel併用化学療法は芍薬甘草湯の服用により疼痛の緩和を図ることでより安全にかつ長期にわたり完遂できることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/31100/1537