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胃GIST術後再発に対しImatinib投与中の2例
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JPY
Abstract
胃原発gastrointestinal stromal tumor(GIST)の術後再発に対してtyrosine kinase阻害剤であるimatinib mesylate(IM)を投与中の2症例を示し今後の問題点につき検討した。症例1は63歳男性。1993年に噴門直下の腫瘤に対し胃部分切除術を施行。病理報告はleiomyosarcomaであった。2001年肝S 2 S 8の転移性腫瘍に対し肝外側区域切除S 8部分切除術を施行。病理組織学的検査でc-kit(+)の紡錘形の腫瘍細胞を認めGIST の肝転移と診断1993年の腫瘤もGIST と考えられた。2001年11月噴門直下の局所再発が疑われたため噴門側胃切除横隔膜合併切除を施行。病理組織学的検査でc-kit(+)の紡錘形の腫瘍細胞を認めGIST の再発と診断した。2002年6月より肝肺甲状腺の再発転移に対しIM 400mg/日投与を開始。grade2のWBC 低下と消化管出血がみられ300mg/日に減量した。治療効果SD〜PR を得たが投与15か月目に肝転移巣の再燃を認めた。症例2は63歳女性。1999年7月胃前庭部の粘膜下腫瘍に対し幽門側胃切除術を施行。病理組織学的検査にてc-kit(+)の紡錘形の腫瘍細胞を認めGIST と診断した。2002年10月より多発肝転移に対しIM 400mg/日投与を開始。grade3のWBC 低下と下肢の浮腫がみられ200mg/日に減量した。治療効果はSD が12か月継続した。切除不能再発GIST に対しIM 療法は第一選択になってきた。しかし再燃や耐性出現など未解決な問題も多く基礎的臨床的両面からの綿密な検討が必要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/31100/1569