No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
乳癌癌性胸膜炎に対して蒸留水による胸膜癒着術を施行した2 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
癌性胸膜炎による胸水貯留は, 再発乳癌患者において比較的よくみられる病態であり, 良好なquality of life (QOL )を保つにはそのコントロールが非常に重要な問題である。われわれは, 癌性胸膜炎による呼吸困難を合併した再発乳癌患者2名に対し, 蒸留水による胸膜癒着術を施行したので報告する。患者は多発他臓器転移に対し, 種々の内分泌療法や化学療法を受けてきたため全身状態は決して良好とはいえなかったが, 1〜2 回の蒸留水による胸膜癒着術により胸水コントロールに成功し, 呼吸困難も消失した。さらにその後の胸水再貯留も認めなかった。本法はその効果有害事象と有害事象の発生がまれであることを考慮すると, 癌性胸膜炎患者の胸水貯留に有用な治療法である考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31110/1755