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JPY
Abstract
β(1 → 6)分岐β(1 → 3)グルカンを高度に含有する食用キノコ, ハナビラタケ(SC )の経口摂取により免疫系に与える影響を明らかにするため, マウスを用いた抗腫瘍効果・アトピー様症状改善効果およびヒトにおけるNK 細胞活性化効果について検討を行った。㈰ Sarcoma 180 を移植したマウスにSC 粉末を経口投与した。移植5 週間後, SC 投与群では対照群と比較して腫瘍重量は縮小し, マウスの生存率も高かった。㈪ 薬物皮膚炎発症マウスの発症4, 8 週後の血清中IgE 量はSC 投与群で対照群より低めに推移し, 引っかき回数も少なかった。㈫ SC 粉末を摂取した健常人のNK 細胞活性は摂取期間8 週間で上昇し, 中止4 週間後には低下していた。以上, SC の経口摂取により, 抗腫瘍, アトピー様症状改善およびNK 細胞活性上昇効果がみられたことから, SC は免疫系を活性化しTh1 /Th2 バランスをTh1 側に偏向させるという免疫調整作用をもつと考えられた。
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/content/article/0385-0684/31110/1761