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胃癌における樹状細胞腫瘍内局注療法の2 症例の検討
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JPY
Abstract
最近, 樹状細胞(dendritic cell )を用いた細胞免疫療法が各施設で行われるようになってきている。当科でも学内倫理委員会の承認を得て, CEA , HER 2, MUC -1, MAGE -1 peptide を用いてpeptide -pulsed DC 皮下接種療法を行ってきたが, 20 症例の検討では奏効率が程度と十分とはいえないのが現状であり, 担癌状態ゆえのanergy やDC のmigration およびeffector の到達効率などに問題があると思われた。これに対し, DC の腫瘍内局注療法はDC を腫瘍内に直接注入することでDC の腫瘍内でのphagocytosis による局所効果, その後のCTL induction によるsystemic な効果が期され, DC の癌ワクチン効果が皮下接種より効率的に作用すると期待される。今回, 抗癌剤無効の高度進行胃癌2 症例に対してEUS 下腫瘍内局注療法を行い, その有用性を検討した。その結果, 1 例で腫瘍マーカーの低下がみられ腹水の減少を認めた。副作用はgrade2 までの熱発を認めたが, 対処的に容易に解熱した。2 例中1 例に有効性が認められたことより, 樹状細胞の腫瘍内局注療法はpeptide -pulsed DC 皮下接種療法と比較すると比較的高い奏効が期待されると思われ, その有用性が示された。
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/content/article/0385-0684/31110/1773