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生分解性カチオン化ゼラチンを用いたヒト樹状細胞への遺伝子導入
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JPY
Abstract
近年, 強力な抗原提示細胞である樹状細胞を用いた癌特異免疫療法が注目されている。しかし担癌生体への投与では, 樹状細胞自体の機能が低下しているため, 十分な機能を発揮できない可能性が予想される。そこで樹状細胞に腫瘍抗原やサイトカイン遺伝子を導入することで, その機能増強が期待できる。本研究においてわれわれは, 新たな遺伝子導入のための担体としてカチオン化ゼラチンを用い, ゼラチン-遺伝子複合体を用いたヒト樹状細胞への遺伝子導入を試みた。その結果, EGFP 遺伝子を用いた場合, flow cytometry 解析にて約14%の遺伝子導入効率が得られた。また, RT -PCR においてEGFP のmRNAの発現が確認された。allogeneic MLR での抗原提示能にも変化はなかった。生分解性カチオン化ゼラチンを用いることでヒト樹状細胞へ比較的高い遺伝子導入が得られることを明らかにした。
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/content/article/0385-0684/31110/1786