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大腸癌肝転移巣に対してラジオ波組織熱焼却療法(RFA )を施行した1 例
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JPY
Abstract
肝硬変を伴った大腸癌肝転移巣に対してRFA を施行した症例を経験し, その適応を考察した。症例は51 歳, 男性。S状結腸癌および肝細胞癌(S 5, S 6, S 8)の術前診断。B 型肝炎合併の肝硬変による肝予備能の低下を認め, 肝は切除不能と判断しRFA を予定。手術はS 状結腸切除を施行, 肝腫瘍は術中迅速病理診断でS 状結腸癌の転移と診断。肝腫瘍に対して局所制御を期待しRFA を施行。術後外来でWHF を施行するも, 血小板低下, 肝機能障害が出現し, 定期的な継続投与が困難であった。術後11 か月, 残肝に多発性の再発を認め, 動注を再開し腫瘍の縮小をみたがその後肝機能障害のため休薬を余儀なくされていた。術後1 年9 か月, 再度残肝に多発性の再発を認めたため動注を再開した。その後腫瘍は徐々に縮小して現在はS 3にのみであり, 局所のコントロールは良好である。本症例は高度肝機能障害を伴った多発肝転移例のためRFA を試みたが, 局所制御は良好であった。しかしながら現状では, 高度肝機能障害を伴った多発肝転移などの肝切除不能例がRFA を含めた局所凝固療法の適応である。
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/content/article/0385-0684/31110/1885