No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
腹腔内微小遊離胃癌細胞診断における新しい診断マーカーとしてのDopa Decarboxylase の有用性
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
目的: これまでにわれわれは理研DNA チップを用いて腹水胃癌細胞株に特異的に高発現している遺伝子群を約20 種類同定した(Br J Cancer , 2002)。このうちの一つであるdopa decarboxylase (DDC )の腹腔内微小遊離胃癌細胞の診断マーカーとしての有用性を検討した。方法と結果: 胃癌細胞株11 種類, 胃癌手術症例118 例の術中腹腔洗浄水を検体とし, ノザン法, 迅速定量PCR 法にてDDC の発現定量を行った。腹水胃癌細胞株のすべてにおいてDDC の高発現を認めた。腹腔洗浄細胞におけるDDC の発現は壁進達度に相関し, 未分化型胃癌症例においてより発現が高度であった。また汎用されている診断マーカーであるCEA の発現定量を行い, 診断マーカーとしての有用性を比較したところ, 未分化型胃癌においてはDDC の感受性がより高く, DDC とCEA を組み合わせることでより正診率を上昇させることが可能であった。考察:腹腔内微小遊離胃癌細胞の診断における新しいマーカーとしてDDC の有用性が示唆された。さらにCEA とDDC を組み合わせることでより正確な腹腔内微小遊離胃癌細胞の術中迅速遺伝子診断が可能になると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31110/1906