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JPY
Abstract
症例は52 歳, 男性。1999 年7 月29 日に13×10×10 cm のHCC に対して肝右葉切除術と横隔膜合併切除を施行した。AFP 180,000 ng /ml , PIVKA -II 1,430 mAU /ml 。術後5 か月目に残肝の多発再発に対してTAE を施行したが, 同時に両肺に15 mm 大の多発性の転移を認め, UFT +interferon (IFN )-α併用化学療法を開始した。その後, 5-FU /CDDP /IFN -α併用療法, TS -1/IFN -β療法と治療regimen を交代したが, AFP の増加とともに肺の転移巣は増大し続けた。しかしながら, 2002年7 月10 日に死亡するまで残肝への再発を認めず2 年7 か月間の長期予後を得ることができた。本症例は肝細胞癌切除症例において, 両肺への多発転移巣が存在しても肝内の病変が十分に制御されていれば長期予後を得る可能性があることを示唆する症例であると思われた。
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/content/article/0385-0684/31110/1939