No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
切除不能進行胃癌に対するTS-1/CDDP/Lentinan併用療法
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
TS-1は経口投与で進行胃癌に対し著明な抗腫瘍効果を示すことが報告されさらにCDDP の併用療法により70%以上の高い奏効率が報告されている。一方Lentinanはtegafurとの併用で生存期間の延長が認められている。しかし切除不能進行胃癌においては奏効率とQOL 生存期間の延長とは必ずしも相関しない。今回われわれは手術不能進行胃癌に対してTS-1/CDDP/Lentinan併用療法を施行しその有効性安全性QOL について検討した。投与方法はTS-1は80mg/m2を3週間連続投与した後2週間休薬しCDDP は70mg/m2をTS-1投与開始後8日目に単回投与した。ただし80歳以上の症例については50mg/m2に減量しかつ分割投与した。またLentinanは2mg/week をTS-1投与中の3週間のみ投与した。以上の3剤併用のプロトコールを1コースとした。登録9症例の奏効率は100%であった。組織型を問わず高い奏効率が得られた。副作用についてはgrade3以上の重篤な副作用は貧血が1例色素沈着が1例のみであった。QOL については嘔気や食欲不振が著明に改善された。切除不能進行胃癌に対するTS-1/CDDP 併用療法は組織型を問わず高い奏効率が得られさらにLentinanの併用によりQOL の維持が期待された。今後さらに多くの症例によって本併用療法の臨床的有用性を検証する意義があると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/31120/1999