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JPY
Abstract
腎癌は血行性転移を主体とし初期からリンパ行性に播種する進展経路は少ないと考えられている。臨床例剖検例の検討でもリンパ節単独の転移の頻度は数%程度と低くほとんどがすでに遠隔転移を伴っていることが示されている。したがって所属リンパ節郭清の意義適応についてはいまだ結論はでていないが最近の前向き無作為試験の中間報告ではその診断的あるいは治療的意義は限定されたものであることが示唆された。すなわち腎摘出術症例では遠隔転移を伴わない所属リンパ節転移陽性例においてサイトカイン療法などとの併用で予後改善の可能性が示唆されるにとどまった。しかしこれらの症例ではsentinel nodeを同定しその生検結果により所属リンパ節郭清を加えるという個別化治療の可能性がある。動物実験による基礎的検討でsentinel nodeの検出の可能性が示されており今後の臨床応用が期待される。
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