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JPY
Abstract
肝細胞癌患者の予後は癌の進行度のみならず肝予備能にも大きく左右される。したがって治療成績の比較には腫瘍の進行度のみならず肝予備能も考慮に入れた比較が重要である。そのような比較の目的で統合ステージングシステムが注目を浴びている。われわれの5施設の共同研究による検討では従来統合ステージングシステムのglobal standardであったCLIP Scoreよりも日本肝癌研究会のTNM ステージとChild-Pugh Scoreを単純に足し算するJIS Scoreが層別化の点で極めて優れていることが判明した。このJIS Scoreを用いることにより治療効果の比較施設間比較などを行うことが可能となる。治療効果の比較ではJIS Score 0は局所療法のほうが切除よりもやや優る結果となったがJIS Score 1 2では切除のほうが局所療法よりも優る結果となった。またこのJIS Scoreごとの比較は施設間の治療成績を比較するあるいは同一スコアの局所治療成績を施設間で比較するといった上では極めて有用なstandardとなり得る。このような点を踏まえて今後は共通のスケールであるJIS Scoreによる治療法比較を行っていくことが重要と思われる。
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