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CDDP+CPT-11療法およびGemcitabine療法にて長期生存が可能となった胆嚢癌再発の1例
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JPY
Abstract
症例は79歳,女性。進行胆嚢癌の術後腹腔内リンパ節再発のため5-FU 投与を施行され約3年間リンパ節の腫大が抑制されていたが,再び増大したため他医より紹介入院となった。化学療法としてirinotecan hydrochloride(CPT-11)40mgを1日(day1)およびcisplatin(CDDP)10mg を4日間(day2〜5)投与施行するCDDP+CPT-11療法を開始した結果,膵頭部リンパ節の縮小が認められた。以後約1か月ごとにCDDP+CPT-11療法を計8クール施行したが,膵頭部リンパ節は約1年間増大を認めなかった。その後再びリンパ節が増大し黄疸も出現したため,CDDP+CPT-11療法を中止し,gemcitabine(GEM)を1g 投与するGEM 単独療法に切り替えてexpandable metallic stentによる胆道内瘻術を施行した。その結果再びリンパ節の縮小を認め,その後約1年間,約2週間ごとにGEM 投与を計21クール外来にて施行した。その間黄疸もなく全身状態も安定していたが,最終的に肝転移を起こし死亡した。本症例において術後約8年,再発後約6年の生存が可能となったことより,化学療法の効果が得られにくい胆嚢癌再発症例に対しても種々の化学療法を異時的に施行することにより長期生存が得られる可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/32010/99