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JPY
Abstract
がんの終末期に患者の痛みや不快感を取り除くための治療は,緩和医療や終末期医療では医師の倫理的な義務であるとされ注目されてきている。がん性疼痛を抱える患者のほとんどがオピオイドを経口剤として使用している。しかしながら,終末期では全身状態の悪化により,鎮静剤使用の有無にかかわらず内服することができない患者が多い。現在,本邦で使用可能な徐放性オピオイドは硫酸モルヒネ,塩酸オキシコドン,経皮吸収型フェンタニル貼付剤の3剤で,注射薬としては塩酸モルヒネ,クエン酸フェンタニル注射薬の2剤がある。当然がんの終末期医療では,オピオイドの種類を変更するオピオイドローテーションのガイドラインだけでなく,オピオイドの投与経路の変更手法ガイドラインが必要となる。本稿では,終末期医療でオピオイドをいつ,そしてどうやって経口から皮下,静脈内,硬膜外に変更するか,各薬剤について紹介する。
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/content/article/0385-0684/32020/161