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進行再発胃癌・大腸癌に対するLow-Dose FP 療法の外来癌化学療法への試み
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JPY
Abstract
進行再発胃癌・大腸癌の5症例に対してlow-dose FP 療法を外来で行い,その有効性,安全性を検討した。投与法は5-FU(500mg/day)とCDDP(10mg/day)を5日間持続静注し,その後2日間を休薬期間とした。患者の状態をみて間欠的に可能な限り繰り返し投与した。5-FU とCDDP の薬物動態を検討したが,5-FU 濃度は平均64.3±9.2ng/ml であった。トータルPt 濃度は投与期間中上昇を続けた。各薬剤は確実に患者に投与されていると考えられた。抗腫瘍効果は測定可能病変を有する1例ではSD であったが,CEA 値上昇を認めていた3例では全例CEA 値が低下した。grade3以上の副作用は認めなかったが,悪心・嘔吐,食欲不振が高頻度に認められ体重減少を3例に認めた。QOL の面では外来において化学療法を行ったことにより,通常の入院治療と比べて患者は平均51.6±10.0日間長く家庭で過ごすことができQOL の向上に寄与したものと考えられた。以上より,本療法は副作用に十分に注意する必要があるが,外来癌化学療法として有用であると考えられた。しかし,本療法の有効性を明らかにするためには,今後症例数を増やした無作為臨床試験で検討する必要がある。
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/content/article/0385-0684/32020/189