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高齢者非小細胞肺癌に対し地域病院と連携しVinorelbine単剤療法を施行した1例
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JPY
Abstract
症例は79歳,男性。咳嗽,喀痰が出現し,右頸部のリンパ節腫脹も自覚したため近医を受診した。胸部X 線写真にて肺癌を疑われ,頸部リンパ節生検から腺癌と診断され当院紹介,入院となった。胸部X 線像と胸部CT 像で右S1に2.0cm 大の原発巣および胸膜播種を,また右S4および左S5に転移を認めた。非小細胞肺癌(腺癌)T 4N 3M 1 stageIVと診断し,vinorelbine(VNR)の単剤化学療法を施行した。当院にて1コース目は投与を行ったが,QOL を考慮し2コース目からは地域病院に化学療法を依頼した。なお投与量の設定と効果判定は当院にて行った。計12コース,33回のVNR の投与を行い,胸部CT 上partial response(PR)を維持している。癌化学療法に十分な経験のないホームドクターに外来化学療法を依頼することは決して勧められるものではないが,地方において高齢者の通院の不便さ,QOL の維持などを考慮した場合VNRは十分地域病院でも投与可能であった。
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/content/article/0385-0684/32020/261