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12年間の経過中にExemestaneが著効した乳癌骨転移の1例
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JPY
Abstract
症例は75歳,女性。1990年12月ごろより腰痛のため近くの整形外科を受診していたが軽快せず歩行不能となったため,1992年5月,精査目的で当院を受診。骨シンチ所見からL 1, L 2の転移性腫瘍が確認され,整形外科手術時のL1L2の病理組織所見および血清腫瘍マーカー値から乳癌原発と考え,TAM 20mg/day, 5-FU 150mg/dayを開始した。その後,腫瘍マーカーは細かな増減を繰り返し,1997年1月24日,2001年1月5日にみられた急激な増大に対してはMPA 800mg/day, 5′-DFUR 600mg/dayが奏効したものの,いずれも副作用のため継続投与は困難であった。2003年12月2日,再び腫瘍マーカーの著しい増大(CA15-3 600U/ml, CEA 197ng/ml)がみられ,MPA および5′-DFUR を投与するも改善がみられず背部痛も持続していたためexemestane 25mg/dayを投与したところ臨床症状,腫瘍マーカーともに著明に改善した。exemestaneは,転移性乳癌に対するホルモン療法として有用であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/32030/371