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JPY
Abstract
悪性脳腫瘍患者の予後因子として最も重要なのは手術による摘出率である。一方で,摘出により患者の状態が悪化するような手術は許容されない。したがって,術前の手術プランニングが非常に重要である。しかしながら,術前の手術プランニングに必要な標準ガイドラインは存在していなかった。そこで,われわれは手術の難易度から5段階の分類法を考案し摘出度との関係を調べたところ関連性が認められ,今後の手術の標準化に役立つ可能性が示唆された。手術に際し必要な術前検査としてはルーチンの検査に加え,錐体路近傍腫瘍に対してはtractography, MEG が有用である。術中検査としては運動機能のモニタリング法としてSEP, MEP が,言語機能の評価としては覚醒手術下の脳機能マッピングが有用である。さらにnavigatorなどの術中画像支援装置を用いることで摘出率を上げることが可能になっている。脳腫瘍の外科手術は,各種診断機器,マイクロサージャリーの発展により,より安全で確実な手術が可能になってきている。
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/content/article/0385-0684/32040/437