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SMANCS の肝動注後に胃穿孔を来した1例—副左胃動脈の関与について—
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JPY
Abstract
今回われわれは,SMANCS 動注後,1週間後に胃穿孔を起こした症例を経験した。SMANCS の主な副作用としては,発熱,食欲不振,悪心・嘔吐などが知られているが,検索し得た限りでは消化管穿孔の報告はなかった。今回,accessory LGA(副左胃動脈)が左肝動脈のumbilical point(UP)の直前から分岐するタイプであり,動注時,左肝動脈より注入したSMANCS が副左胃動脈を経由し胃壁に流れたために血行障害による胃壁の壊死が生じたものと考えられた。SMANCS 動注は有効な治療法であるが,血管解剖を十分把握しながら施行することが大切である。副左胃動脈の文献的考察も踏まえて報告する。
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