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JPY
Abstract
外科的切除が膵癌の唯一治癒可能な治療法であるが,切除例においてもいまだ治療成績は不良である。また,拡大手術によっても標準手術で得られる成績に上乗せする効果は期待できないことが明らかとなっており,手術の内容によって治療効果を向上させることは現状では難しい。さらに,高度進行例で手術不能と診断される膵癌も少なくない。このような現状においては,化学療法や放射線療法といった非手術的治療法が,膵癌全体の治療体系において極めて重要な位置を占めることは論をまたない。近年,これらの非手術的治療法の領域はエビデンスレベルの高い報告が相次いでなされ,大規模な臨床試験も複数進行中である。膵癌の診療に携わる者は,これらの結果に常に関心をもってみていく姿勢が望まれる。本稿では,膵癌に対する外科治療や化学療法,放射線治療の現況を中心に概説した。
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/content/article/0385-0684/32050/617