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JPY
Abstract
ヘリカルCT は,現在ではマルチスライスCT (多列検出器CT:MDCT )へと技術的な進歩を遂げ,肺癌などの胸部疾患への画像診断に応用されている。マルチスライスCT は,1.X 線データの収集が高速のため1 回の呼吸停止下に全肺野を薄いスライスで撮影できる,2.この連続的に薄いスライスを広範囲に撮影できることにより,より高精緻なMPR 像が得られる,3.MDCT は,従来型のCT やシングルヘリカルCT と比べて画質の劣化なしに被曝線量を低減できる,などの点で肺疾患の画像診断に重要な役割を果たすことができる。MDCT は連続的に薄いスライスで広範囲に撮影できることにより,肺癌検診においては結節の検出をより容易にし,発見された結節の良性悪性の振り分け診断にも寄与する。さらに肺癌の広がり診断においては,従来のCT と比べて胸膜播腫の診断や肺門リンパ節腫大の診断がより高精度になった。
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/content/article/0385-0684/32060/759