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腫瘍マーカーの変動からみた切除不能・再発膵癌に対するGemcitabine 単独投与の効果の検討
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JPY
Abstract
切除不能・再発膵癌23 症例に対しgemcitabine (GEM )を投与し,腫瘍マーカーの低下と治療成績の関連について検討した。GEM を1,000mg/m2でweekly 投与を行い,3 週投与1 週休薬を1 コースとした。dynamic CT, および腫瘍マーカーにて治療効果を検討した。2 コース以上の完遂例は6 例(26.1 %)であったが,有害事象により隔週投与に変更し,6 回以上投与できた症例を加えると12 例(52.2 %)であった。有害事象や本人の希望にて投与を中止した7 例を除く,画像診断による効果判定が可能な16 例では,CR 0 例,PR 1 例,NC 6 例,PD 9 例であった。また,この16 例中,腫瘍マーカーの低下例は9 例(56.3 %)であった。PR +NC 例の生存期間中央値(MST )は9.0 か月でPD 症例の3.5 か月に比べ有意に生存期間が長かった(p =0.0151)。腫瘍マーカーの低下例のMST は7.0 か月で,非低下例5.5 か月に比べ有意に生存期間の延長を認めた(p =0.0478)。全23 例でgrade 3 以上の有害事象は白血球減少4 例(17.3 %),血小板減少2 例(8.7 %),皮疹1 例(4.3 %)であった。結論として,GEM 投与により腫瘍マーカーが低下する症例は生存期間の延長が期待できることが示唆された。
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