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頭頸部扁平上皮癌に対するTS-1, Vitamin A,放射線併用療法(TAR 療法)におけるTS-1 至適投与法の検討
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JPY
Abstract
頭頸部癌に対する5-fluorouracil (5-FU),vitamin A, 放射線照射の3 者併用療法(FAR 療法)は臓器温存や生存率向上に有用であることが示されている。TS-1 は5-FU のprodrug であるtegafur にDPD 活性阻害剤を配合することにより5-FU の抗腫瘍活性を高めた経口抗癌剤である。FAR 療法では照射前に5-FU を静注する必要があるが,5-FU 静注をより抗腫瘍活性が高いTS-1 内服に代えたTS-1, vitamin A, 放射線照射の併用療法(TAR 療法)についてTS-1 の至適投与方法の検討を行った。vitamin A は照射当日の朝,パルミチン酸レチノール5 万IU 筋注,放射線は1.5 〜2Gy/日を週5 日間,合計30 〜40Gy 前後照射し,これにTS-1 経口投与を65mg/m2/日を併用し,TS-1 投与期間をモジュレートすることにより適切な投与期間を検討した。すなわち,TS-1 を2 週間連日投与(レベル1),3 週間投与(レベル2),4 週間投与(レベル3 )で検討した。その結果,11 例が登録されレベル3 においてdose limiting toxicity (DLT )となるgrade4 の食欲不振の副作用が1 例と皮疹による服薬拒否が1 例に認められ,maximum tolerated dose (MTD )に達したと判断した。TAR 療法においてはレベル2 (TS-1 3 週間投与)がコンプライアンス,有効例からみてTS-1 の推奨投与期間であると考えた。
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/content/article/0385-0684/32060/803