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TS-1/CDDP 療法にて手術可能となった進行胃癌の1 例
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JPY
Abstract
TS-1 は胃癌に対して高い奏効率が得られるが,さらに高い抗腫瘍効果を期待した他剤との併用療法も施行されている。今回われわれは,TS-1/CDDP 療法が奏効した進行胃癌の1 例を経験したので報告する。症例は66 歳,男性。心窩部痛を訴え精査を行い3 型胃癌と診断された。CT では周囲リンパ節の腫大,膵臓への浸潤も指摘され手術による治癒切除は困難であると判断し,TS-1/CDDP 療法を開始。TS-1 は1 日120mg を28 日連続内服し,その後14 日休薬。8 日目にCDDP 140mg を投与した。2 クールの治療により胃の病巣は瘢痕化し,周囲のリンパ節腫大も縮小したため胃全摘術を施行した。術後LV/5-FU 療法を施行し,現在2 年3 か月経過するも再発の所見はない。TS-1/CDDP 療法は進行胃癌に対して有効な治療法に成り得るが,TS-1 の投与日数,術前の化学療法の期間など今後の検討を要すると思われる。
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/content/article/0385-0684/32060/837