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Docetaxel +TS-1 併用療法が奏効した多発性骨転移,腹膜播種を伴う残胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は69 歳,女性。進行胃癌(Stage IIIA )根治度B 手術後,補助療法として2 年間5-FU 150mg/day およびPSK3.0mg/day 投与し終了した。術後7 年1 か月より心窩部痛が出現し残胃癌,多発性骨転移,腹膜播種と診断された。ALP 値の上昇(2,289IU/l )と骨シンチグラフィで多発性の異常集積像を認めた。注腸造影でS 状結腸および下行結腸に狭窄像を認めた。TS-1 およびdocetaxel による併用療法を開始した。化学療法開始後2 か月ごろより残胃の病変は縮小傾向にあり,骨シンチグラフィの異常RI 集積像は改善,ALP 値も正常化した。注腸造影では播種性病変も消失し計7cycle 施行した。再発後9 か月の現在,良好なQOL を維持しつつ外来にてTS-1 単独投与を継続中である。docetaxel +TS-1 併用療法は骨転移を有する進行再発胃癌に対しても有用な治療法と考えられた。
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/content/article/0385-0684/32070/1037