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大腸癌肝転移症例に対する経口Leucovorin (Uzel)-UFT/肝動注併用療法の試み
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JPY
Abstract
肝臓は大腸癌の血行性転移の第一標的臓器であり,進行大腸癌の治療において肝転移のコントロールは重要である。肝動注療法はその局所制御能の高さが魅力であるが,それ単独では肝外再発率が高く,survival benefit は証明されていない。近年の経口抗癌剤の進歩により,全身化学療法とHAI との併用が容易となり肝外の微小転移をコントロールしつつ,その局所制御能の高さを生かすことができる可能性がでてきた。そこで,われわれは肝外転移のない大腸癌肝転移(同時性,異時性)4 症例に対して以下の治療を行った。化学療法はUzel (75mg/day po)/UFT (300 〜450mg/day po);d 1-20 (27):肝動注療法は5-FU (1,000mg/m2 day1, 15cia )を4 あるいは5 週を1 コースとしてそれを繰り返した。2 症例では,多発性肝転移のために切除不能であったものが1 例では切除が可能となった。1 例では肝転移は画像上消失したが,社会的な理由により化学療法の継続が困難で肝外転移再発を来した。他の2 症例は多発性肝転移の切除後の補助治療として本治療を行っているが,現在まで無再発生存中である。副作用に関しても全例で重篤なものは認めていない。本併用療法は大腸癌肝転移の治療方法として有用であると考えられる。
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